HOME 矢印 うつ病でも性生活を楽しみたい! 矢印 EDと認知行動療法

EDと認知行動療法

認知行動療法 うつ病と深いかかわりがあるのがEDです。EDにはその原因によりいくつかのタイプがありますが、やはり一番重大なのは心因性EDということになりますね。そこで、うつ病の治療として行われる認知行動療法とEDについて考えます。

認知行動療法とは

認知行動療法は、うつ病や統合失調症、パニック障害などの主に精神科系の疾患に対して行われる療法の一種で、かなり高い効果が期待できるものです。行動療法と認知療法を組み合わせてこの名称になっています。

その内容としては、心にうつの症状があるときに思っていること考えていることを、実際のものと比較して現実を客観的に把握し、過度にネガティブな方向へ思考が流れるのを防ぐものです。自分の頭の中にある主観的なものと客観的な現実とが食い違っていることを知ることで、バランスがとれるようにするのです。

ひとことで表すと「認知に働きかけて気持ちを楽にする療法」ということです。認知行動療法には専門医が行うものから、簡易的な方法で専門医がいないところでもできるものまであります。

うつ病が改善すれば心因性EDも良くなるか

うつ病が原因と考えられる心因性EDであれば、うつ病の改善がEDの改善につながることは容易に想像できます。うつになっている気分そのものが晴れてくれば、前向きな行動がとれるようになり、セックスに対する意欲もわくのが自然な流れでしょう。

ちなみに、心因性というよりも、うつ病の治療に用いられている向精神薬などの副作用でEDとなっている場合であれば、薬剤の使用がなくなることで回復が期待できます。

ただ、たまたまうつ病と並行していただけで、うつ病になる前から心因性EDだったという場合はどうでしょうか。この場合は、EDを引き起こしている問題を別個に考えるべきかも知れません。しかし、うつ病に対する認知行動療法の中で、性生活に関する事柄をしっかりとフォローしていれば、切り分けるまでもなく全体として治療の範疇に入っているとも考えられます。

つまり、うつ病の認知行動療法で、派生しているEDにも対応できる可能性は少なくないということです。

認知行動療法では、うつ病の人の悩みと生活上の問題などを洗い出します。治療ステージ1と呼ばれる最初の段階で、症状などに関する問診があります。

もっとも、殊更にEDを意識しなかったとしても抑うつ状態へのアプローチを行うことで、困った症状が改善されるわけですから、よほどの特殊事情があればともかく、結論としては認知行動療法がEDにも良い影響を与えるということになります。

EDを克服して性生活を楽しむためにも、うつ病の改善に向けた取り組みは早いに越したことはないですね。