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うつ病で併発しやすい病気

うつ病で併発しやすい病気 うつ病は、症状そのものも非常に深刻な症状をもたらしますが、他にもさまざまな症状を併発しやすくなり、心身両面において深刻な症状をもたらす可能性があります。

本人では気付かない場合もあるため、周囲の人と協力し、お互いに気にかかる症状が見られたら注意した方が良いでしょう。

目に現れる異常

うつ病になると、視力に関する異常が見られることがあります。 「ものが二重に見える」「視界が狭くなる」「目が痛い」「目に映る景色がすべてグレーがかってみえる」などの症状を訴える人は比較的多く、この時点で眼科を受診する人は多いようです。しかし、原因がうつ病にある場合、眼科的には全く異常がないと診断され、ここで初めてうつ病と診断されるといったケースも少なくないようです。

目の異常は、脳内の神経系物質の異常によってもたらされるもので、うつ病の治療と共に改善されます。

また、うつ病になるとネットサーフィンの時間が増加するケースが多く、これにより視力低下をもたらすケースもあります。 うつ病になると、一つのことをじっくり落ち着いて考える事が難しくなるためか、次々とサイトを開けるネットサーフィンを好むようになるという報告がなされています。 このため、目を酷使し、視力を落とす可能性が高くなります。

このように、眼科でうつ病を診断されるケースは比較的多いようですので、気になる症状が見られたら、まずは眼科を受診するのも良いでしょう。

味覚異常

うつ病に伴い、味覚に異常をきたすことがあります。 食べ物の味がわからなくなる、全く味を感じなくなる、すべての食物が苦く感じるなどが味覚異常と呼ばれる症状です。

「肉は,まるでゴムをかんでいるよう、魚は紙を食べているように感じる」など、深刻な状況である事を訴える声も多数あります。

放置していれば、栄養障害や脱水症状へとつながりやすく、命に関わる場合もある深刻な症状といえます。味覚障害が現れた場合は、できるだけ速やかに病院を受診する必要があります。

糖尿病を起こしやすい

うつ病の状態では、空腹時血糖値が正常な人でも食後血糖値が高くなりやすいことや、血糖変動が全く正常でも血中のインスリン濃度は高くなっていることが分かっています。

うつの症状では、インスリン抵抗性が強くなると考えられています。最初はインスリンがたくさん分泌されるので血糖値は変化しませんが、インスリン抵抗性がさらに強くなると、インスリンがいくら分泌されても血糖値が下がらなくなって糖尿病になるものと考えられています。

健康診断などで発見された場合には、まずは糖尿病の治療を受ける事となりますが、うつから糖尿病になった場合は、通常の糖尿病の治療はあまり効果がありません。 そこではじめてうつ病が疑われ、うつ病の治療が開始されることも多いようです。うつ病が改善されれば、糖尿病も治ります。

また、糖尿病患者がうつ病になる事も多いことがわかっています。糖尿病では日常生活に注意し、血糖値の管理が必要ですが、これは非常に大きな負担となる場合も少なくなく、治療のストレスからうつ病となるケースも多くなっています。

いずれの症状も、うつ病の治療により改善しますが、放置すれば深刻な状況をもたらし、場合によっては命を落とす可能性もあります。 気になる症状があれば、早めに治療を開始する必要があるでしょう。