HOME 矢印 うつ病について知ろう 矢印 うつ病の治療は長期戦

うつ病の治療は長期戦

長期戦 うつ病になったらとてもつらい日々が続くわけですが、うつ病を短期間で治してしまうことは難しいのが現状です。頭痛や腹痛を抑えるのなら鎮痛剤を飲めば良いことですが、うつ病はそれほど単純なものではないからです。

うつ病の治療期間

病気はどんなものでも個体差がありますので、一律にどのくらいの期間で治療ができるというものではありません。しかし、ひとつの目安として多くの患者さんに当てはまる期間はあります。うつ病の治療期間は、初期が1ヶ月から3ヶ月程度といわれています。

初期の段階を急性期ともいいますが、診断から治療を開始して、つらい症状を緩和する時期です。この段階では基本的に十分な休養が必要となりますので、仕事をしている人は病欠せざるを得ないでしょう。軽度であれば仕事をしながら治療できる場合もあります。治療としては抗うつ薬の投薬と心理療法などがメインとなります。

中期の段階は4ヶ月から1年程度です。この段階では初期の治療で緩和回復した病状の安定化を目指します。うつ病はここで一進一退を繰り返すことがあり、問題がなくなるまで時間がかかるのです。

注意したいのは、この段階の中では基本的に快方に向かっていますので、完治したと思えることがあるものの、それは上下する波の中の1スパンに過ぎないということです。ここで不完全な治療のまま終えてしまうと、より酷い状態での再発リスクが高くなりかねません。少しくらい気分が良くても、おとなしくじっくりと治療に専念しましょう。

後期の段階は1年から2年程度です。この段階は社会復帰を果たすステージですが、再発の危険性がかなり残っている時期でもあります。そのため、定期的にお医者さんを受診して投薬を受け、気分の悪化を防止します。 このように、標準的な治療でも年単位の時間が必要となるのがうつ病です。

さらなる長期戦になる理由

初期から順を追って治療をすすめるわけですが、お医者さんの指導を守らなかったり、薬をきちんと飲まなかったりすれば回復が遅くなるだけでなく、逆戻りしてしまう場合があります。

そのような事態に陥れば、一からやりなおしどころかマイナススタートにもなりかねません。その結果、どんどん治療期間が長くなってしまうのです。

初めだけでなく最後まで肝心なのがうつ病の治療

うつ病の治療は、他の疾患以上に全期間を通じてしっかりと取り組むことが重要になってきます。最初だけとか最後だけ頑張っても、治るものでは治りません。

一番のネックになるのは初期の段階で十分な休養をとるための環境がないことでしょうか。何も気にせず治療に専念できる人はそれほど多くはないでしょうからね。しかし、ここで躓いていると先にすすめません。なんとかするしかないのです。