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うつ病を放置すると

うつ病 うつ病で怖いのは、自殺を選択し、命を落とすケースが非常に多いことと言えるでしょう。ほかにも、さまざまな生活習慣病を悪化させやすく、精神のみならず身体にも大きな影響を与えます。

うつ病と生活習慣病の関係

うつ病の症状の一つとして、糖尿病、高血圧が見られる場合があります。 これは、神経細胞の減少により脳から間違った指令が届き、血糖値や血圧のコントロールができなくなった場合に起こると考えられています。

逆に、がんや糖尿病、高血圧、心疾患などの生活習慣病を持つ人は、うつ病を併発しやすくなります。治療に対するストレスから来る場合が多いようですが、うつ病を併発すると次第に治療に対する意欲が失われ、症状を悪化、長引かせるとされています。

たとえば心筋梗塞後の6ヶ月死亡率を比較すると、うつ病を合併している患者さんの死亡率は5.7倍も増すという統計もあるなど、非常に深刻な問題となっています。

自殺の危険性

うつ病で最も恐ろしいのは、症状の重症化により自殺を引き起こす可能性が高いという事ではないでしょうか。

うつ病が自殺を招く原因として、さまざまなものが考えられます。 たとえば、うつ病特有の不安や焦燥感、ネガティブな物の見方が講じて、「自分には生きる資格がない」「自分はいない方が皆のためになる」という考えにとらわれるようになり、自殺をえらんでしまうという場合が考えられます。

うつ病は脳内の神経伝達物質が減少することで起こるのですが、このとき不安やイライラをおさえる働きをするセロトニンの減少が著しくなれば、暴力的な言動や行動をとるようになります。この攻撃性が自分に向けられれば、先のような考えを持ち、実際に自殺を図るものと考えられています。

また、脳内の機能が低下することで、物事の複雑な事象を理解する能力が衰えていき、白か黒かとう単純な思考パターンを取る場合が多くなります。病気=悪い=役立たず=死、のような思考経路から自殺を選ぶケースも見られます。

自分に対する無価値観も強く、また「自分が頑張れば良いんだから」と、自己犠牲の精神も持ちやすいうつ病患者の場合、まずは病院で治療することさえ是としない場合が多いのです。

治療の重要性を理解する

家族など、身近にいる人は疑わしい状態が見られた場合は、引っ張ってでも病院に連れて行く事が大切です。うつ病は、放っておいて何の対処もせずに自然治癒することはほとんどありません。

過去に、精神病の治療現場で過剰の投薬があり問題になった時代がありました。そのため、精神病の治療薬に対する悪いイメージを持つ人は多く、「病院に行けばモルモットにされる」など、誤った印象を持つ人も依然として多いようです。しかし、現代では高い治療効果がある医薬品も続々と生み出されていますので、まずは医師の診断に従うことが肝心です。

また、薬を飲み続け、一旦は回復したように見えても、医師の指示なしに薬を止めるべきではありません。これも、薬に対する漠然とした不安感や、周囲からの誤った情報におどらされての事と思いますが、特に精神に影響する薬を必要もないのに飲み続けるということに抵抗感がある人も多いようです。

うつ病は、3年以内の再発率が50〜80パーセントもあるという、非常に再発しやすい病気です。再発を防止する意味でも、薬は飲み続ける必要があるでしょう。