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再発率60パーセント!?再発を防ぐために

再発率 うつ病では、3年以内に60パーセントが再発するといわれ、高い再発率が問題となっています。うつ病は何らかの異常による脳の障害であり、単なる気のせい、心を強く持てば回復する、といった単純なものではありませんので、病気としっかり向き合うことは非常に大切です。

原因は解明されていない

うつ病の原因は、単一的なものではなく、さまざまな要因が複合的に絡み合い、発症するのではないかと言われています。

うつ病になりやすい気質を持つ人が、多くのストレスを抱える事でうつ病を発症するのではないかと言われていますが、同じような気質の人が同様のストレスを抱えたからといって、同じようにうつ病を発症するわけでもないなど、原因にはまだまだ不明な部分が多いようです。

一旦は回復したように見えても、症状が落ち着いているだけという場合も多く、根本の治療が出来ているわけではないため再発の可能性は非常に高くなります。そのため、再発の予防措置として投薬治療が続けられるケースが多くなります。

日常生活に問題も見られないのに、投薬を続ける事に不安を覚え、自己判断で薬を止めてしまう人も少なくないようですが、医師の判断に従い、きちんと薬を飲み続けることは再発を防ぐためにも非常に大切です。

メンタル面でのトレーニング

体調が回復し、症状が軽くなったとはいえ、うつ病を発症しやすい考え方が改まっていなければ、再発の可能性は高くなります。

たとえば、失敗するたびに過剰に自分を責め、自分には何の価値もない、と、自分を追い込むような考え方や、物事の責任の一切を自分に課すような過剰な責任感などは、これまでの考え方の「クセ」で、簡単には改まらない場合が多いのです。

考え方、物事のとらえ方を変えることで、再発のリスクを軽減できますので、社会復帰の前にメンタルのトレーニングをする事が推奨されています。

心理的なカウンセリングを受けるなど、第三者の手を借りることで、考え方のクセをポジティブに変えていくことが大切です。

環境を改善する

また、症状の原因が特定されないまま元の生活に戻れば、当然ですが再び同じストレスを抱え、同じようにうつ症状になる可能性が高くなります。急性期から回復期を経た後、症状が安定した頃からゆっくりと原因を探り、改善にはどうすれば良いかを考える時間が必要です。

仕事の量の問題であれば、仕事量を加減してもらったり、別の部署への異動を願い出たりするなど、まずは環境を整える事が大切です。

現在、労働者のメンタル面をケアすることは重要な問題として国を挙げて取り組んでいます。うつ病を原因として労働者が不利益を被ることがないよう、法整備は進んでいますので、まずは信頼できる上司などに相談してみると良いでしょう。

自分を責めない

人は誰しも得意、不得意があります。例えば理数系は得意だけど文系科目は苦手、という人もいれば、運動は得意だけど勉強は苦手という人もいます。 精神面でも、これに似たような事が起こっていて、「この問題に対処することは得意だが、このストレスには弱い」といったものが人それぞれあるのだそうです。

うつ病になったからといって、何も精神面の弱さを指し示すものではありません。たまたま、あなたの弱点に大きなストレスがかかっただけのことで、あなた自身のパーソナリティを否定されたように思うのは間違いです。まずは、患者自身が状況を受け入れ、前向きに対処することが大切です。