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うつ病の種類

うつ病の種類 うつ病には、いくつかの種類があり、種類によって症状にも違いがある場合もあります。また、症状がうつ病によく似てはいても、別の病気であるといった場合もあります。 いずれにしても、素人判断は危険ですので、気になる症状があれば早めに受診することが大切です。

仮面うつ病

精神面の症状が見られず、からだの症状がメインのうつ病のことを「仮面うつ病」と呼ぶ場合があります。 仮面うつ病は、いきなり発見されることはほとんどありません。 身体症状から内科に行き、さんざん検査しても異常が見つからない場合に、試しに抗うつ剤を飲んでみたら効いた、などという場合がほとんどです。

うつ病は、脳の不調から起こる病気ですので、身体的な不調のみが見られるといったケースもあります。 素人では判断しにくい場合がほとんどですので、まずは医師に相談することが大切といえます。

若年者に多い新型うつ

仕事中は元気がなく、うつ症状となるが、仕事が終わった後や休日は元気になり、活動的に過ごすことができるといった「新型うつ病」は、特に若年者に多い症状となっています。うつ病という名前はついていますが、原因や症状からみて、違う病気と考えられています。

従来のうつ病では、起こった出来事を「すべて自分のせい」と、自己批判的に受け止めがちですが、新型うつ病の場合は「会社が悪い」「上司のせい」「自分は悪くない」と、他人に責任を転嫁する方向に向かうという特徴があります。

ほかにも、従来型うつ病は食欲不振や不眠症を伴う場合が多いのですが、新型うつ病では甘いお菓子やスナック菓子を食べ続けるといった、過食の傾向が高くなります。そのため、一般に新型うつ病を罹患すると太る人が多くなります。

また、睡眠時間は増加し、やや過剰なほど眠るといった特徴がみられますが、この点も従来のうつ病とは大きく異なります。

原因は前頭葉の萎縮にあるものと考えられていて、このため感情のコントロールができなくなり、思考力、判断力も低下します。 治療せず放置すれば、やがては社会活動そのものができなくなるほど深刻な状況となり、自殺の危険も非常に高い症状となります。

一時的なうつ病

比較的原因がはっきりしていて、ある一定期間だけうつ症状がみられるといったタイプのうつ病もあります。

たとえば、冬季限定で発症するという「冬季うつ病」といった症状があります。 日本ではあまりなじみのない病ですが、ヨーロッパでは非常に一般的な症状です。緯度が高く、冬場の日照時間が短い場所ほど患者数が多いため、原因は日照不足と考えられています。 日本では、緯度の高い北海道、または冬場に天候が悪くなる日本海側に住む人はリスクが高いと考えられています。

治療方法としては、光療法として高照度照明を一定時間浴びるというのが最も効果的です。

また、産後うつと呼ばれる、出産に伴う一時的なホルモンバランスの乱れからうつ症状がみられる場合も多くあります。

さらに40代後半頃から男女ともに見られる更年期に伴ううつ病も、ホルモンバランスの乱れが原因と考えられています。

女性の場合、更年期は一定期間で終了しますが、男性では女性の閉経のような明確な終わりがないため、症状が深刻なものになりがちです。 きちんと治療を受ければ、症状は緩和され、生活の質も向上しますので、我慢しすぎずに受診することが大切です。