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状態に波があるのも気にしないこと

波 うつの治療は、一般的な病気と違って改善していく過程が複雑だったりわかりにくかったりするものです。そのため、実際には快方に向かっているのにもかかわらず、症状が重くなったかに見えるときもあります。うつ治療は、長期化しやすいことも特徴です。治療中は、状態に波があって当然なのだと考えてください。気楽に長く続けることが、結局は良いのです。

うつの治療は長期化・複雑化しやすい

うつであることが判明し、治療を無事に開始できてもすぐに快方に向かうばかりではありません。特に複雑な事情でうつになっていたり、重症化してしまったりしていると、治療完了までには長期化しやすいものです。すぐによくならないことで、あきらめてはいけません。

うつの治療が長期化・複雑化しやすいのは、ひとたび治ったかに見えてもまた症状がぶり返しやすいからです。そのため、治療は数か月程度の単位で観察を続けながら行います。重症化していて自らの命を絶ちそうな人は、入院措置を取ることもあるでしょう。

長期化・複雑化しやすいのは、うつが個人それぞれで原因や症状・環境が異なるからに相違ありません。医師も、試行錯誤を繰り返して患者に最適な治療法は何かということを模索しているのです。現時点で、うつには特効薬というものはありません。効果が高いものはあっても、万能とは言えないのです。

すぐに治療効果が出なくても大丈夫

うつの治療を開始して、すぐに治療効果が表れないからといって、焦ってはいけません。むしろ悪化しなかったことを喜びましょう。悪化していないということは、少なくとも選んだ治療法が間違っていないということを意味するからです。

中には、数回の受診で完治できるものだと思い込んでいる人もいますが、間違いです。うつの完治度は、受診回数に比例しません。むやみに医療機関を受診するばかりでは、きちんとした治療を受けたとは言えないのです。

まずは、主治医の指示に従ってきちんと治療を受けましょう。投薬があったら指示通りに飲んだり食事に気を付けたりするなどですね。基本をきちんとしていないのに、治療効果が無いとは言えませんよ。

うつ治療は波があっても仕方が無い

うつ治療は、波が有ることも大きな特徴です。昨日は調子が良かったのに、今日はまったくだめ、という例もたくさんあります。でも、治療がうまくいっていれば、そのうち波もおさまってくるので心配はいりません。

順調に治療が進んでいる場合でも、体が拒否反応を示すことはあるのです。今までうつという状態になることで、自分を守ってきたからですね。調子が悪いときがあるのは、体が一所懸命治ろうとしている証拠でもあります。まずは、じっくり腰を据えて治療にあたることが大切です。

多少の波があって当然だと覚えておけば、無駄に悲観することもありません。治療は長期化して当然ですが、長い人生で考えればほんの一時期に過ぎません。残り多い人生を、豊かに楽しく暮らすための準備期間だと考えましょう。

まとめ

うつの知慮を受けるとき、調子のいい日と悪い日の差があって自己嫌悪に陥ることもあるでしょう。しかし、うつの治療はすんなり進むことばかりではありません。途中経過を見ながら、治療方法を変更することもあります。それに、良くなる前に反動が来ることもあるのです。うつは焦らずに治療をすることが大切です。上体に波があっても気にしないで、焦らずに治療を続けていきましょう。